若くして亡くなった、伝説的な女優、夏目雅子さん。
若い頃の美しい画像をまとめました。
夏目雅子の経歴プロフィール
本名:西山 雅子(にしやままさこ)
生年月日:1957年12月17日
出身地:神奈川県厚木市
身長:164m
体重:不明
血液型:B型
事務所:其田事務所
配偶者:伊集院静
わずか10年ほどの活動で27歳という若さながら惜しまれつつ亡くなった夏目雅子さん。
今でもたまにTVなどで見る写真では輝きのある瞳に魅了され続けるファンも多いですね。
夏目雅子さんは六本木の由緒あるご家庭で生まれました。
そのご実家は江戸時代、徳川家に御典医として仕えており明治時代には薬草問屋、昭和に入って戦後消失したものの復興後は輸入雑貨店「亀甲屋」として高度成長期に大きく発展した企業です。
のちに引っ越す横浜の家は250坪という豪邸、また館山には別荘もありました。
かなりのお嬢様として育った夏目雅子さん。
女子高に通う学生時代の趣味や習い事はもちろんは生け花やお筝など。
絵を描くことや編み物も好きでしたがもう一つ珍しい趣味がありました。
それが「俳句」。
種田山頭火のファンでもあったそうです。
高校生時代から俳句をはじめています。
10代ではなかなか文学的で渋い趣味ですよね。
「ぬぐってもぬぐっても汗みどろ」という俳句から「水中花何想う水の中」というロマンティックなものまで、
夏目雅子さんのビジュアルからはすぐにはイメージできないですが深みある自由律俳句です。
ちなに結婚してから『東京俳句倶楽部』に参加していて俳号は「海童」(わだつみ)。
素敵な俳句をたくさん残されています。
夏目雅子の女優デビューきっかけ
東京女学館短大を中退して女優デビューした夏目雅子さん。
このときお母様には猛反対されていたそうです。
それでも女優を志したきっかけがそれまでに2度ありました。
最初は小学3年生の頃、人気のTVドラマ「チャコちゃんハーイ!」を見たことから始まります。
子役の四方晴美さん演じる「チャコちゃん」はとっても明るく元気なキャラクター。
夏目雅子さんはこのころ内向的な性格でしたのでチャコちゃんのキャラに憧れ女優の夢を持ちました。
次のきっかけは17歳のとき。
イタリア映画「ひまわり」で主演のソフィアローレンの演技に衝撃を受けます。
第二次世界大戦を背景に愛し合う夫婦が引き裂かれてしまう悲劇のストーリー。
戦争が終わっても返ってこない夫を出征したソ連まで探しに行くという美しくも強き女性の姿。
このときもきっと「チャコちゃん」と同じように女性としての憧れを強く抱いたのでしょう。
それもあってかフォトグラフの夏目雅子さんは凛としたまなざしがソフィアローレンにそっくりです。
18歳でCMに起用され、以降はオーディションなどを経て女優として活動を始めます。
しかし最初から簡単にうまくいきませんでした。
お家柄が世間に知られていたためか演技がうまくできないのを「お嬢さん芸」と冷やかされることもしばしば。
お嬢様であることにコンプレックスを持つことになってしまいます。
しかし、女優業をあきらめることなくキャリアを積んでいきます。
主演映画「鬼龍院花子の生涯」ではブルーリボン賞を受賞。
それからは演技派の女優さんとして認知されるようになりました。
夏目雅子、ブレイクのきっかけ
夏目雅子さん出演で、今でも伝説となっているドラマが「西遊記」。
キャストは孫悟空が堺正章さん、沙悟浄が岸辺シローさん、猪八戒が西田敏行さんという豪華なメンバー。
また撮影された1978年は日中平和友好条約が結ばれた年、中国に協力を得るなど重要な歴史的背景があるドラマです。
夏目雅子さんの役どころは有名ですよね。神々しく端正な容姿の慈悲深い三蔵法師です。
三蔵法師は本当は男性でもともとは他の俳優さんでキャスティングされていましたが断られてしまいます。
そこで新たなアイデアとして「女優での男役」ということで夏目雅子さんに決定します。
当時まだ19歳の時でした。
今ドラマを観るとこの年齢であの役どころができるなんてさらに驚きです。
育ちがよく特徴的な凛としたまなざしや美しさをもって中性的で人徳ある三蔵法師を見事に演じています。
これがはまり役でドラマもヒット。
夏目雅子さんのスキンヘッドの美しさは今でも有名ですよね。
政策発表では断髪式を行っていますがそれはフリで実際はスキンヘッドのかつらを使用。
メイクには二時間かかっていたそうです。
当時としてはそんなメイク技術もさることながら衣装なども映画のように見事な作品です。
のちにイギリスや中国でも放送されています。
夏目雅子さんの魅力ある存在自体もドラマ人気の最大の理由ですね。