最近活躍が目覚ましい女優の安藤サクラさん。
NHK朝ドラ「まんぷく」では主演を務めています。
父親が奥田瑛二さん、母親が安藤和津さんという芸能一家出身であることも有名です。
そんな安藤サクラさんですが、すぐに売れたわけではありませんでした。
10代~20代までの安藤サクラの若い頃画像をまとめました。
安藤サクラの経歴プロフィール
本名:柄本さくら(えもとさくら)
生年月日:1986年2月18日
出身地:東京都
身長:160m
体重:不明
血液型:A型
事務所:ユマニテ
配偶者:柄本祐
演技派の女優さんとしてしっかりとイメージが定着した安藤サクラさん。
著名な一族の生まれであるのは有名ですよね。
まずお父様が奥田瑛二さん。
ちょいワルなキャラクターで人気、渋めのベテランの俳優さんです。映画監督としても活躍しています。
そして、お母様が安藤和津さん。
元CNNキャスターで現在はTV出演も多いタレントでありエッセイストでもあります。
そんなお二人の次女として生まれた安藤サクラさんは両親の愛情をたっぷり受けて育ちます。
ボーイスカウト指導員の経験もあるお父様はオフの時間があれば娘たちを自分の故郷に遊びに連れて行きました。そこでは山登りや池で泳いだり、虫などの生き物など大自然に触れさせていたそうです。
またお母様は娘たちと毎日5分以上の会話をし、「一日ひとつは楽しいことする」ということをさせていました。お勉強などの知識よりも感受性を育てることを優先して子育てをしたそうです。
それから才能ある若手の映画監督である安藤桃子さんは4歳上のお姉様です。
サクラさんが生まれるとき、母である安藤和津さんはこれからの姉妹のことを思い、周りの人たちに「桃子さんがお姉さんになることのお祝い」をお願いしました。
そんなお母様の愛情をしっかりと受けたお姉様はすでに子どものときから妹に無償の愛を注ぐことができるようになります。
そして今では安藤サクラさんの一番のファンは自分だと姉の安藤桃子さんはいいます。
親子関係はもちろんですが、こんな姉妹関係、すばらしいですね。
そんな愛情たっぷりのご両親とお姉様のもとで安藤サクラさんはすくすくと育ちました。
ちなみにお母様方の祖父には元法務大臣の犬養健氏、曽祖父には元総理大臣の犬養毅氏が。
政治的にもエリートのご家庭ですね。
安藤サクラが女優になったきっかけ
そんな芸能一家ですくすくと育った安藤さくらさん。
演技の世界を目指すようになったのも必然です。
まだ小さい5歳の頃、お父様のお仕事を見て「あれになる!」と言ったそうです。
お父様は当然、俳優業の苦労も熟知しているのでかわいいわが子が女優になりたいということには複雑な気持ちだったと言います。
それからは幼稚園のお遊戯会などでは積極的に劇で演じるようになりました。
小学5年生のときの学芸会では「夕鶴」の主役として安藤サクラさんが決まります。
女優になりたい娘の晴れ舞台、そこでお母様は俳優であるお父様の奥田瑛二さんに練習をお願いするのです。
お父様は「15分だけ」としぶしぶ練習を引き受けることに。
しかし、本業の俳優であるが故にだんだんと熱が入ってしまい延々と3時間の演技指導になってしまいました。
そして、なんと指導中にはサクラさんが小学生で素人であることを忘れてしまったのか「小学生みたいな演技をしやがって」「学芸会みたいな芝居をするんじゃないよ」など怒鳴ってしまったのです。
そう言われてしまったサクラさんは「だって学芸会なんだもん」と泣いてしまったそうで。
本業として熱くなりすぎたんですね。奥田瑛二さんならわからないでもないですよね。
思春期には女優になることの夢を一度あきらめますが、高校生になるとやっぱりやりたいということで自分の夢に向って進みます。
「親の七光り」と言われないためにも高校時代よりアルバイトにはげみ自分でオーディションも受けていきます。
そんなとき、偶然にもお父様が監督の映画「風の外側」で主演の女優が降板します。
そして代役として採用されたのが安藤サクラさんでした。
お父様のピンチヒッターとなったのが彼女のデビュー作品です。
ここでもお父様の熱い指導はあったようですよ。
安藤サクラのブレイクのきっかけ
2007年に見事女優として本格的に活動を始めることになった安藤サクラさん。
その2年後には園子温監督の実話が元にある映画「愛のむきだし」ではクセの強い役を演じきります。
その後も「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」「かぞくのくに」など話題性のある作品に個性ある演技派女優として出演、このころにはいくつもの賞を受賞するようになりました。
2014年にはお姉様の安藤桃子さん監督の映画「0.5ミリ」に主演が決定。
この映画ではエグゼクティブプロデューサーとして奥田瑛二さん、フードスタイリストとして安藤和津さんが関わるなど安藤さんファミリーの代表作品でもあります。
そして同時期に挑んだのが映画「百円の恋」のオーディション。
見事合格し主演に採用されます。
ストーリーは引きこもりの女性が実家から追い出され、一人暮らしの生計を立てるために100円ショップで働きボクシングをはじめるというもの。
その主人公の肉体の変貌を表現するためにまず安藤サクラさんは撮影前にだらしなく太ったからだを作りました。
その後ストーリーに沿ってなんと最後の10日間でプロボクサーの引き締まった体型を作っていったのです。その間の体重の増減は10キロ。なかなかの役作りですね。
意外ですが実は中学生のときに少しボクシングは経験があったそうです。
基礎はできていたもののボクシングのプロの人たちとトレーニングをしたりプロテストのシーンを撮影してプレッシャーが凄かったそうです。自分を追い詰めて過呼吸になってしまったりも。
とってもハードな撮影なんでしょうね。お父様が反対した理由もこういうこともあるような気がしますね。
この映画では第39回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞をはじめたくさんの主演女優賞を受賞しました。
そういった努力と個性的な演技が素晴らしい安藤サクラさんは「和製女ロバート・デ・ニーロ」とも例えられているようですよ。